ちくわの流儀〜食べる順番

食事に失敗すると全身の不快感がやってくる。

日常的ケアは必須防備!

がんばりましょう♬
私のやり方は開発途中なので参考程度にね!

基本の防御

食後の体調を安定させる防御は3つ!
1、血糖値の管理
2、水分補給のタイミング
3、消化に負担がかかりにくい食べ方や料理の選択

血糖値のための食べる順番

「血糖値スパイク」なんて言葉を最近よく耳にするけれど、その前からなんとなく肉→野菜順番の方が体が楽だと感じていました。血糖値スパイクについて詳しく知りたい方はググってねー♬

肉→野菜→炭水化物→野菜が基本です。
糖質高めの食事をしたときは、食後30分と食後1〜2時間後に軽く何か口にする様心がけています。(これをするといつまでたっても水分補給が出来なくて辛いのですが‥。)

水分補給のタイミングを掴む

固形物を食べた後すぐに水分を摂ることが出来ない(前期ダンピング症候群対策)ので、脱水症状には気を配らなければいけません。その場合の順番は、飲み物→みそ汁やスープ→肉→野菜→炭水化物。

胃切除主婦のつらいところ

なかなか家族と頂きますのタイミングを揃えるのが難しい。食事の1時間前から料理しながら水分を少しずつ摂ります。
料理中の味見を固形物飲み込むと私の場合この順番守れません。料理は長年の勘に頼るしかないっ!家庭料理だけどしっかり計量をして、ある程度同じ味付けがいつも出来る様に心がけています。家族が食べて『美味しい。』と言ってくれるとホッとします。

ごはんまでが遠いわ〜‥涙 炊きたてをすぐ食べたい!

※イラストの転載はお断りしております※

ちくわの流儀〜ダンピング症候群に負けない

『いただきます。』の時にいつも意識しているのは食べた後に体に起きる不調。なかでもダンピング症候群は胃を切除した人の生活に大きな影響を与えています。私の場合は術後5年以上経っても注意を怠ると不調がどっと押し寄せます。

フォトジェニックな料理が並んでテンション上がっても気が抜けないのがちくわ道。ダンピング症候群に振り回される度ガッカリするけど、今ではちくわなボディーなんだから仕方ない!と俊速で立ち直っています。

ちくわボディーをナイスバディーにするため(大事な事なので太字にしました)にも、体調崩さずしっかり栄養摂ろう!ちくわボディーの貴方も一緒にがんばりましょう♬

ダンピング症候群とのつき合い方

上手く食後の体調管理が出来ないと、ようやく体調が戻った頃に次の食事の時間が来てげんなり。これ、ちくわボディー保有者あるあるです。
ダンピング症候群には前期・後期があって原因や症状も異なります。原因や症状の詳細はもっと専門的で適切なサイトや書籍から情報を得てください。(個人の経験からひねりだした対処法だということをお忘れなく〜!)

前期ダンピング症候群

私の場合は前期ダンピング症候群の症状があらわれるタイミングは主にこの2つ。
1、体が受け付ける量を超えて一気に食べてしまったとき。
2、固形物を食べた後、十分時間を置かずに水分や水分を多く含む食材を食べてしまったとき。

1のキケンが大きくなるのは大好物を食べているときや、急いでいるとき、子どもに気を配りながら食事するなど気が散っているとき。2のキケンが大きくなる食材は、みそ汁やラタトゥイユのような具材+スープの料理、味付けの濃い食事。(喉が渇いて辛い)

私なりの回避方法についても簡単にご紹介します。

前期ダンピング症候群に負けないわたしの努力〜キケン回避

1のキケンを回避するためにはもう食事量を減らすのが早いです。『いただきます。』の時には通常1度に食べきる量の半分以下しか自分のために並べない。

テンション上がるときも落ち着いてたべる!

後はキッチンや冷蔵庫に置いておくのです。食べてすぐ動くとお腹が張り、それだけで前期ダンピング症候群を起こしやすくなるので、残りの半量を取りに行くのは体が落ち着いてからになります。

加えて、急いでいる時に食べるメニューは限定しています。(限定メニューについては別記事で詳しく取り上げますね。)

そして子どもとの食事は、子どもが幼いうちは同時は控えた方がいいかもしれません。こぼしたり、食器やお代わりを取りに行ったり母親というのは安静に出来ませんから。(とはいえ、躾や子どもの孤食は気にかかります。その辺りの妥協案も後日別記事で取り上げます。)

後期ダンピング症候群

これはまともな食事をすると必ず私の体に起こっています。強い症状がでるのは私の場合この2つ。
1、空腹時にいきなり糖質の高い食品を口にした時
2、水分を多く含む糖質高めの食品を口にした時

筋力などの体の回復も必要ですが、食べる順番で多少和らぎます。
胃切除後の食事の順番についてはこちらで取り上げています。

後期ダンピングの前兆と対処法

私は後期ダンピング起こし始めると目が落ち窪んできます。術後まもなくは体重が減ってしまったので、家族も目元を見て後期ダンピング起こしていることを把握できるぐらいハッキリ出ていました。今は体重が戻っているので目立つ変化は無く、もう少し前の段階で気付ける兆候も見つかりました。

早めの後期ダンピング対策

目が落ち窪むことより前の段階で表れる前兆は、私の場合「あくび」です。後期ダンピングを起こすと眠気というより気絶に近い睡魔がやってくる(パッと眠りに落ちて、ハッと目覚める感じです。)のですが、前兆のタイミングでは眠気は一切ありません。
あくびが出たらすぐ何か口にすることにしています。
病院ではアメとかビスケットを勧められましたが、私の体には合わなかったので小さめのおにぎりや干し芋、グリル野菜や卵料理、魚肉ソーセージやナッツをゆっくりよく噛んで食べています。普段食べ慣れたものがいいですね。

仕事中など食べ物をつまむことが難しい時でもせめて水分を摂ります。私の場合は、何も口にしないよりはマシです。ジュースなどの甘い物は一瞬楽になりますが、10分後ぐらいに大きな後期ダンピングの波になって戻ってくるので私は避けています。

普段から管理に慣れておくと、応用を考えながら遠出や旅行も夢ではありません。私は失敗を繰り返しながらも術後まもなくから海外旅行にも出ています。旅行中の体調管理についてもこれから少しずつお話しますね。

体重減少と足下の健康

胃を切ると食事量が減って体重ががくっと落ちたりする。わたしは一度35〜6キロまで落ちてしまいました。
(5年後の今は術前体重元通りか+1キロぐらいでほぼキープ出来ています。)


(術後の生活が軌道に乗るまでのながーい道のりを一漕ぎずつ慎重に進む。そのうち追い風みたいなひらめきがやってきて、徐々に体に慣れてくる。)

体重がガクッと減ったわたしの足下。
訪れた筋力の低下、踵の厚みが薄くなり、靴のサイズダウン。

もともと幅狭、足の甲薄め、土踏まず深めの足で靴選びに苦労していました。思い切ってオーダーシューズに手を伸ばしてもダメ。靴擦れや軽い捻挫は日常茶飯事で仕方なく諦めてました。

そこへ急激な体重減少が起きたものだから今までの靴はすべてブカブカ。どれもこれも履けなくなってしまった!ショック!

(とにかく履き比べるしかない。でも買い物に出かけるための靴がない!というジレンマよー。)

筋力が低下すると革靴など重みのある靴が辛い。
ネットで軽くて履き心地の柔らか〜い、ぺたんこ靴を探して術後2〜3年はどこへ行くにもそればかり履いていました。

踵の厚みも減るとクッションが無くなるので歩くたびに、いえ立ってるだけでも踵の骨が痛い。
土踏まず用の厚地中敷を敷いて対処。
最近聞いた話では耐震マットをカットして中敷代わりにするという案も。まだ試していませんが興味あります!

パンプスやサンダル用靴下もつま先と踵だけのゴムではするっと脱げてしまうので、こういう足首に引っ掛けて履くタイプを愛用しています。(写真暗くてすみません)

上から3足のタイプは残念ながら現在生産終了(2017年7月時点)しています。ラメタイプは販売しています。体重が元通りになった今も踵の痩せはほぼ改善せずパンプスはバックストラップタイプしか履けなくなりました。仕事の時は上の黒い靴下でパッと見をごまかす作戦♬