ちくわの流儀〜ダンピング症候群に負けない

『いただきます。』の時にいつも意識しているのは食べた後に体に起きる不調。なかでもダンピング症候群は胃を切除した人の生活に大きな影響を与えています。私の場合は術後5年以上経っても注意を怠ると不調がどっと押し寄せます。

フォトジェニックな料理が並んでテンション上がっても気が抜けないのがちくわ道。ダンピング症候群に振り回される度ガッカリするけど、今ではちくわなボディーなんだから仕方ない!と俊速で立ち直っています。

ちくわボディーをナイスバディーにするため(大事な事なので太字にしました)にも、体調崩さずしっかり栄養摂ろう!ちくわボディーの貴方も一緒にがんばりましょう♬

ダンピング症候群とのつき合い方

上手く食後の体調管理が出来ないと、ようやく体調が戻った頃に次の食事の時間が来てげんなり。これ、ちくわボディー保有者あるあるです。
ダンピング症候群には前期・後期があって原因や症状も異なります。原因や症状の詳細はもっと専門的で適切なサイトや書籍から情報を得てください。(個人の経験からひねりだした対処法だということをお忘れなく〜!)

前期ダンピング症候群

私の場合は前期ダンピング症候群の症状があらわれるタイミングは主にこの2つ。
1、体が受け付ける量を超えて一気に食べてしまったとき。
2、固形物を食べた後、十分時間を置かずに水分や水分を多く含む食材を食べてしまったとき。

1のキケンが大きくなるのは大好物を食べているときや、急いでいるとき、子どもに気を配りながら食事するなど気が散っているとき。2のキケンが大きくなる食材は、みそ汁やラタトゥイユのような具材+スープの料理、味付けの濃い食事。(喉が渇いて辛い)

私なりの回避方法についても簡単にご紹介します。

前期ダンピング症候群に負けないわたしの努力〜キケン回避

1のキケンを回避するためにはもう食事量を減らすのが早いです。『いただきます。』の時には通常1度に食べきる量の半分以下しか自分のために並べない。

テンション上がるときも落ち着いてたべる!

後はキッチンや冷蔵庫に置いておくのです。食べてすぐ動くとお腹が張り、それだけで前期ダンピング症候群を起こしやすくなるので、残りの半量を取りに行くのは体が落ち着いてからになります。

加えて、急いでいる時に食べるメニューは限定しています。(限定メニューについては別記事で詳しく取り上げますね。)

そして子どもとの食事は、子どもが幼いうちは同時は控えた方がいいかもしれません。こぼしたり、食器やお代わりを取りに行ったり母親というのは安静に出来ませんから。(とはいえ、躾や子どもの孤食は気にかかります。その辺りの妥協案も後日別記事で取り上げます。)

後期ダンピング症候群

これはまともな食事をすると必ず私の体に起こっています。強い症状がでるのは私の場合この2つ。
1、空腹時にいきなり糖質の高い食品を口にした時
2、水分を多く含む糖質高めの食品を口にした時

筋力などの体の回復も必要ですが、食べる順番で多少和らぎます。
胃切除後の食事の順番についてはこちらで取り上げています。

後期ダンピングの前兆と対処法

私は後期ダンピング起こし始めると目が落ち窪んできます。術後まもなくは体重が減ってしまったので、家族も目元を見て後期ダンピング起こしていることを把握できるぐらいハッキリ出ていました。今は体重が戻っているので目立つ変化は無く、もう少し前の段階で気付ける兆候も見つかりました。

早めの後期ダンピング対策

目が落ち窪むことより前の段階で表れる前兆は、私の場合「あくび」です。後期ダンピングを起こすと眠気というより気絶に近い睡魔がやってくる(パッと眠りに落ちて、ハッと目覚める感じです。)のですが、前兆のタイミングでは眠気は一切ありません。
あくびが出たらすぐ何か口にすることにしています。
病院ではアメとかビスケットを勧められましたが、私の体には合わなかったので小さめのおにぎりや干し芋、グリル野菜や卵料理、魚肉ソーセージやナッツをゆっくりよく噛んで食べています。普段食べ慣れたものがいいですね。

仕事中など食べ物をつまむことが難しい時でもせめて水分を摂ります。私の場合は、何も口にしないよりはマシです。ジュースなどの甘い物は一瞬楽になりますが、10分後ぐらいに大きな後期ダンピングの波になって戻ってくるので私は避けています。

普段から管理に慣れておくと、応用を考えながら遠出や旅行も夢ではありません。私は失敗を繰り返しながらも術後まもなくから海外旅行にも出ています。旅行中の体調管理についてもこれから少しずつお話しますね。

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